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みなさん、こんにちは。
今回は、漫画の紹介です。
ご紹介するのはこちら。
泰三子先生の『さがドーン~江藤新平と肥前の妖怪~』です。
『ハコヅメ』で女性警察官の日常を描き、『だんドーン』では幕末の薩摩を舞台にしている泰三子先生。
そんな泰三子先生が、今度は佐賀へ。
『ハコヅメ』も『だんドーン』も読んできた私としては、これはもう読まないわけにはいきません。
しかも今回の『さがドーン』は、『だんドーン』の佐賀編スピンオフとして描かれた作品。
タイトルからも分かる通り、物語の中心となるのは佐賀。
さてさて、どんな作品になっているのでしょうか。
今回も、泰三子先生らしい歴史とユーモアを楽しみながら、ゆるくご紹介していきます。
それでは、いってみましょう。
【さがドーン】ここで1話を無料で読めます
まずは「どんな話なの?」と興味を持っていただけた方へ。
『さがドーン~江藤新平と肥前の妖怪~』は、第1話をモーニング公式サイトで試し読みできます。
無料で読めるので、気になった方はまずこちらからどうぞ。
「歴史ものって難しそう…」
と思った方も、ご安心を。
泰三子先生の作品らしく、難しい歴史用語や人物についても、現代人にイメージしやすいような説明が入っているんです。
例えば、江戸時代に江戸幕府が設置した最高学府「昌平黌(しょうへいこう)」についても、
「現代でいう東大のような秀才学校」
という感じで紹介されています。
こういう親切な解説が入っているので、歴史に詳しくない方でも「なるほど、そういうところなのね」と理解しやすいんですよね。
【さがドーン】物語を軽く紹介

物語の中心となるのは、幕末の佐賀。
そこで登場するのが、後に明治日本の司法制度にも関わることになる江藤新平です。
さらに、「肥前の妖怪」と呼ばれる鍋島直正をはじめ、『だんドーン』でもお馴染みの人物たちが登場します。
とはいえ、難しい歴史の話を延々と読まされる作品ではありません。
泰三子先生らしいユーモアが随所に入っていて、歴史を題材にしながらも、漫画として楽しく読める作品になっています。
「この時代の話、難しそう」と思われる方もいるかもですが、読み始めると意外とスッと入ってくると思います。
まずは第1話を読んでみて、「このノリ好きだな」と思ったら、そのまま本編へ進んでみてくださいね。
【さがドーン】江藤新平とは?
江藤新平は、幕末から明治初期に活躍した佐賀藩出身の人物です。
明治5年には初代司法卿となり、近代日本の司法制度づくりに大きく関わった人物として知られています。
ただ、今回『さがドーン』を読んでいて、私が面白いと思ったのは、そんな「偉人」としての一面だけではありません。
若い頃からかなり個性的な人物だったようで、周囲と馴染みにくいところもあったみたいなんです。
でも、こういう「周りとはちょっと違う人」って、漫画の主人公としてはものすごく魅力的じゃないですか?
周りと同じことをするのではなく、自分で考えて、自分の道を突き進んでいく。
後に近代日本の制度づくりにまで関わることを考えると、「なるほど、こういう人だったからこそなのかな」と思ってしまいます。
読んでいて、私がふと思ったのが、
「これ、今の時代でいう“ギフテッド”みたいな感じなのかな?」
ということでした。
(頭が良すぎて、周りと会話が成立しない的なヤツですね)
もちろん、これはあくまで現代の言葉に置き換えてみた私の個人的な印象です。
実際の江藤新平を見たわけではないですから、あくまで想像でのお話ですけどね。
それでも、勉学に励み、国家制度について考え、後に数々の先進的な仕事を成し遂げていった人物だと知ると、ちょっと変わったところも含めて「面白い人だったんだろうなぁ」と感じます。
『さがドーン』では、そんな江藤新平の若き頃が、泰三子先生らしいユーモアを交えながら描かれています。
「江藤新平って、こんな人だったのか」
と楽しみながら読めるのも、本作の魅力のひとつだと思います。
【さがドーン】肥前の妖怪?鍋島直正とは?
鍋島直正というと、私の中では「佐賀藩をめちゃくちゃ近代化させた名君」というイメージでした。
ただ、その一方で、かなり厳しい人物でもあったという印象もありまして。
家臣や商人たちから恐れられていた…
というイメージを、私は勝手に持っていたんですよね。
ところが『さがドーン』を読んでみると、ちょっと見方が変わりました。
佐賀藩のお殿様なのに、工場長なの?みたいな。
また厳しいのにもちゃんと理由があり、佐賀藩を守るため、そしてこれからの時代に備えるために、かなり先のことまで考えていた人物として描かれているんです。
実際の鍋島直正も、西洋の科学技術を積極的に取り入れ、鉄製大砲の鋳造や蒸気船の建造など、佐賀藩の近代化を進めた人物として知られています。
教育にも力を入れ、人材を育てたり、能力のある人を登用したりと、かなり先進的な藩主だったようですね。
これだけ強烈な人物だからこそ、『さがドーン』で「肥前の妖怪」と呼ばれるのも、なんだか分かるような気がします。
しかも本作では、ただ怖いだけの殿様ではなく、優しさや人間らしい部分もしっかり描かれている。
「なるほど、こういう人だったのか」
と、私自身もちょっと納得しながら読んでいました。
そして面白いのが、そんな鍋島直正と江藤新平という、まったくタイプの違う二人が物語の軸になっていること。
私が『さがドーン』を読んで感じたのは、
天才ゆえに周囲から浮いてしまう江藤新平と、そんな彼をどこかお父さんのように見守っている鍋島直正。
そんな二人の関係が、この作品の面白さのひとつなんじゃないかな、ということでした。
もちろん、これはあくまで漫画を読んだ私個人の印象です。
でも、こういう関係性で描かれているからこそ、歴史上の人物である江藤新平や鍋島直正が、なんだか身近に感じられるんですよね。
【さがドーン】今回も漫画の合間の白ページは泰三子先生の解説が爆発
『だんドーン』の時もこのスタイルだったのですが、今回も漫画の合間に入る白ページの解説が面白いんですよ。
歴史オタクの泰三子先生の知識と熱量が、ここでも全開。
漫画本編だけでは分からない歴史の背景や、ちょっとした裏話などを知ることができて、「なるほど~」と思いながら読むのも楽しいんです。
漫画を読んで、ちょっと勉強にもなって、さらにまた漫画が面白くなる。
まさに「漫画と解説で2度おいしい」という感じですね。
そして巻末には、泰三子先生が実際に訪れた観光スポットの紹介まであります。
これを読んでいると、
「この場所、実際に見てみたいなぁ」
なんて気持ちにもなってくるんですよね。
『さがドーン』を片手に佐賀を巡る…なんていうのも、なかなか楽しそうです。
実はこれを書いていたら、私自身もちょっと佐賀に行きたくなってしまいまして(笑)。
ということで、次回は
【佐賀】『さがドーン』を読んでいたら佐賀に行きたくなった件|佐賀の魅力とは?(仮)
という記事も書いてみようかなと思っています。
ゲームのロマンシングサガとのコラボや、佐賀の観光スポット、名物などなど。
『さがドーン』をきっかけに、佐賀という土地そのものも楽しんでみたいと思います。
【さがドーン】『だんドーン』好きなら、ぜひ読んでほしい
『さがドーン』は、単行本1巻で完結しています。
このボリュームとクオリティを1巻で綺麗にまとめているのは、さすが泰三子先生🙇♂️
『だんドーン』の佐賀編として読むのもよし、江藤新平や鍋島直正という人物を知るきっかけとして読むのもよし。
泰三子先生らしい、歴史とユーモアが詰まった作品として、私はとても楽しめました。
そして、江藤新平の激動の生涯がどんな結末を迎えるのか。
そこはぜひ、ご自身の目で確かめてみてくださいね。
『ハコヅメ』から『だんドーン』、そして今回の『さがドーン』。
いろいろな作品を読んできましたが、こうして新しい作品が出るたびに楽しませてもらえるのは嬉しいものです。
泰三子先生は元警察官で、数々の逸話を持つ、まさに屈強な漫画家先生だったりします。
とはいえ、『だんドーン』と『さがドーン』を同時に描かれていたわけですから、さすがに大変だったことでしょう。
本当にお疲れさまでした。
どうか無理だけはなさらず、これからも面白い作品を読ませていただけたら嬉しいです。
『だんドーン』も、2026年8月21日に最新12巻が発売されたばかり。
江藤新平や鍋島直正の物語を楽しんだ後は、こちらの続きを追いかけていきましょう。
いや~、歴史って本当に面白い。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
『さがドーン』が面白いと思った方は、こちらもいかがでしょうか?
「日本警察の父」と呼ばれる川路利良の物語です。
泰三子先生の原点、交番女子が大活躍する『ハコヅメ』
笑いあり、涙あり時には背中が寒くなる?なんて話もあり、盛りだくさんの内容です。
泰三子先生の漫画紹介記事コーナー
だんドーン
「日本警察の父」と呼ばれる川路利良の物語で、幕末でお馴染みの人物がたくさん登場します。
歴史好きはもちろん、そうじゃない方も楽しめる作品ですよ。
【だんドーン】歴史が苦手でも楽しめる?「誤チェスト」なしの傑作!泰三子先生の最新作を徹底解説
もう一つのブログで『ハコヅメ』
私のもう1つのブログで、女性警察官の日常を描いた作品『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』を紹介しています。
10年間の警察官経験がある、泰三子先生だから描けるリアルがそこに。
英語が出てきてビックリするかもしれませんが、私が書いた記事ですので安心してくださいね。


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